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日米のエコシステムが出会う:JUSSIN米国サロンを開催
日米のエコシステムが出会う:JUSSIN米国サロンを開催
日米のエコシステムが出会う:JUSSIN米国サロンを開催
8月1日、JUSSINはサンフランシスコで初めてのインパクトサロンを開催し、日本と米国からソーシャルインパクト、ビジネス、フィランソロピーの分野で活動する24名のリーダーが集まりました。今回のイベントは、日米のソーシャルイノベーションのネットワークをさらに深め、両国が共通して抱える課題に対して、ともに新たな可能性を探るための場となりました。
冒頭では、JUSSINの共同創設者であるコスモ・フジヤマ・ガズナヴィが、小沼大地とともにJUSSINを立ち上げた背景と、「日本と米国をつなぎ、両国が共有する社会課題への解決策をともにつくる」というJUSSINのビジョンについて紹介しました。
続いてローレン・イトウは、JUSSINの可能性を「ecotone(エコトーン)」という生態学の概念になぞらえて紹介しました。エコトーンとは、異なる2つの生態系が接する境界領域のこと。異なる環境が交わる場所だからこそ、そこには既存のどちらの生態系にもない、新しいものが生まれる可能性があります。
米日財団の代表理事であるジェイコブ・M・スレシンジャーからは、JUSSINを支援する財団の役割と、今このタイミングで日米両国がともに学び合うことの意義について語られました。そしてETICの川島菜穂からは、日本のソーシャルインパクト分野におけるETICの30年にわたる歩みと、JUSSINの幹事団体としての役割、そして現在の日本社会で起きている変化について共有しました。
その後、参加者同士の対話へ。まず3人ずつの小さなグループで、続いて全員で輪になり、それぞれが「なぜこの場に参加したのか」を共有しました。
5つの対話セッションでは、岡部晴人、ジェイコブ・M・スレシンジャー、川島菜穂、コスモ・フジヤマ・ガズナヴィ、クリスティン・ライがそれぞれファシリテーターを務め、コミュニティのレジリエンス、次世代リーダーシップ、日米間の学び、危機が続く中でのエグゼクティブ・リーダーシップ、そしてこれからのファンディングについて議論しました。会場となったサンフランシスコのKindred Studioの開放的な空間も、率直な対話を後押ししました。

不確実な時代に、ともに進むための「条件」をつくる
今回の対話を通じて浮かび上がったのは、今の時代のリーダーシップとは、すべての答えを持つことではなく、信頼、判断力、そして責任を分かち合うための条件をつくることなのではないか、という共通認識でした。
リーダーたちは、すべてを自分で背負い、状況に反応し続ける「ヒロイックなリーダーシップ」のあり方を手放し、相反するものを同時に抱えることの重要性について語りました。たとえば、組織が成長しながら同時に縮小することもあり得ること。そして、難しいメッセージを伝えるときにも、透明性を保つことが組織文化を守ることにつながること。
ファンディングについては、米国と日本が互いに学びながら、助成先を中心に据えた、よりレジリエントなエコシステムをどのようにつくれるかが議論されました。特に、米国におけるコミュニティ財団の役割から学べる可能性にも注目が集まりました。
レジリエンスについては、相互扶助や、互いに支え合い立ち上がることの大切さが語られる一方、ストーリーテリングの重要性も浮かび上がりました。レジリエンスとは、目の前の困難を生き延びることだけではなく、そこから得たものを家族や隣人、コミュニティへと受け継いでいくことでもある、という視点です。
また、次世代との関わりについては、日本と米国の若者が、それぞれ異なるようでいて共通するプレッシャーや課題に直面していることが共有されました。若者たちに届けるためには、より強いメンタリングと、社会への関心や価値観を実際の仕事につなげる、より明確なキャリアへの道筋が必要です。
そして、すべての対話を通じて繰り返し現れたのが、不確実性の中を一人で進むのではなく、ともに進んでいくための「条件」をつくることの重要性でした。そこには、人と人との関係性、文化、そして社会構造のすべてが含まれています。
参加者から寄せられた声
「米国のNPOも日本から学びたいと考えていることに、とても刺激を受けました。異なる社会的背景を持つからこそ、自分たちの国にはない視点や実践から学び合える可能性があるのだと感じ、希望を持ちました。」
「文化、世代、地域、立場、セクターなど、さまざまな違いを越えて、これほど早く意味のあるつながりと信頼が生まれたことが印象的でした。単なるネットワーキングというより、これから時間をかけて深まっていく関係の始まりのように感じました。」
「どちらか一方の国をもう一方のモデルとして位置づけるのではなく、日米それぞれの視点、実践、原則、強みを持ち寄り、まだどちらの国も実現できていない未来に向けて、ともに考え、つくっていく可能性に関心を持ちました。」
「このような重要な仕事に取り組むリーダーたちの持続可能性とレジリエンスを、どう支えていけるでしょうか。そして、この先の社会を担う次世代のリーダーたちを、どのように育てていけるでしょうか。」
次は、東京へ
JUSSINの次の舞台は、2026年10月の東京。そして2027年にはロサンゼルスへと続きます。
日米それぞれの社会やエコシステムが持つ違いを「優劣」や「ギャップ」として捉えるのではなく、互いに学び、問いを持ち寄り、ともに新しい可能性を生み出していく。
JUSSINは、そんな関係性を少しずつ育てていきます。
今回のイベントで生まれた問いや対話に心を動かされた方は、ぜひJUSSINのネットワークに加わってください。



8月1日、JUSSINはサンフランシスコで初めてのインパクトサロンを開催し、日本と米国からソーシャルインパクト、ビジネス、フィランソロピーの分野で活動する24名のリーダーが集まりました。今回のイベントは、日米のソーシャルイノベーションのネットワークをさらに深め、両国が共通して抱える課題に対して、ともに新たな可能性を探るための場となりました。
冒頭では、JUSSINの共同創設者であるコスモ・フジヤマ・ガズナヴィが、小沼大地とともにJUSSINを立ち上げた背景と、「日本と米国をつなぎ、両国が共有する社会課題への解決策をともにつくる」というJUSSINのビジョンについて紹介しました。
続いてローレン・イトウは、JUSSINの可能性を「ecotone(エコトーン)」という生態学の概念になぞらえて紹介しました。エコトーンとは、異なる2つの生態系が接する境界領域のこと。異なる環境が交わる場所だからこそ、そこには既存のどちらの生態系にもない、新しいものが生まれる可能性があります。
米日財団の代表理事であるジェイコブ・M・スレシンジャーからは、JUSSINを支援する財団の役割と、今このタイミングで日米両国がともに学び合うことの意義について語られました。そしてETICの川島菜穂からは、日本のソーシャルインパクト分野におけるETICの30年にわたる歩みと、JUSSINの幹事団体としての役割、そして現在の日本社会で起きている変化について共有しました。
その後、参加者同士の対話へ。まず3人ずつの小さなグループで、続いて全員で輪になり、それぞれが「なぜこの場に参加したのか」を共有しました。
5つの対話セッションでは、岡部晴人、ジェイコブ・M・スレシンジャー、川島菜穂、コスモ・フジヤマ・ガズナヴィ、クリスティン・ライがそれぞれファシリテーターを務め、コミュニティのレジリエンス、次世代リーダーシップ、日米間の学び、危機が続く中でのエグゼクティブ・リーダーシップ、そしてこれからのファンディングについて議論しました。会場となったサンフランシスコのKindred Studioの開放的な空間も、率直な対話を後押ししました。

不確実な時代に、ともに進むための「条件」をつくる
今回の対話を通じて浮かび上がったのは、今の時代のリーダーシップとは、すべての答えを持つことではなく、信頼、判断力、そして責任を分かち合うための条件をつくることなのではないか、という共通認識でした。
リーダーたちは、すべてを自分で背負い、状況に反応し続ける「ヒロイックなリーダーシップ」のあり方を手放し、相反するものを同時に抱えることの重要性について語りました。たとえば、組織が成長しながら同時に縮小することもあり得ること。そして、難しいメッセージを伝えるときにも、透明性を保つことが組織文化を守ることにつながること。
ファンディングについては、米国と日本が互いに学びながら、助成先を中心に据えた、よりレジリエントなエコシステムをどのようにつくれるかが議論されました。特に、米国におけるコミュニティ財団の役割から学べる可能性にも注目が集まりました。
レジリエンスについては、相互扶助や、互いに支え合い立ち上がることの大切さが語られる一方、ストーリーテリングの重要性も浮かび上がりました。レジリエンスとは、目の前の困難を生き延びることだけではなく、そこから得たものを家族や隣人、コミュニティへと受け継いでいくことでもある、という視点です。
また、次世代との関わりについては、日本と米国の若者が、それぞれ異なるようでいて共通するプレッシャーや課題に直面していることが共有されました。若者たちに届けるためには、より強いメンタリングと、社会への関心や価値観を実際の仕事につなげる、より明確なキャリアへの道筋が必要です。
そして、すべての対話を通じて繰り返し現れたのが、不確実性の中を一人で進むのではなく、ともに進んでいくための「条件」をつくることの重要性でした。そこには、人と人との関係性、文化、そして社会構造のすべてが含まれています。
参加者から寄せられた声
「米国のNPOも日本から学びたいと考えていることに、とても刺激を受けました。異なる社会的背景を持つからこそ、自分たちの国にはない視点や実践から学び合える可能性があるのだと感じ、希望を持ちました。」
「文化、世代、地域、立場、セクターなど、さまざまな違いを越えて、これほど早く意味のあるつながりと信頼が生まれたことが印象的でした。単なるネットワーキングというより、これから時間をかけて深まっていく関係の始まりのように感じました。」
「どちらか一方の国をもう一方のモデルとして位置づけるのではなく、日米それぞれの視点、実践、原則、強みを持ち寄り、まだどちらの国も実現できていない未来に向けて、ともに考え、つくっていく可能性に関心を持ちました。」
「このような重要な仕事に取り組むリーダーたちの持続可能性とレジリエンスを、どう支えていけるでしょうか。そして、この先の社会を担う次世代のリーダーたちを、どのように育てていけるでしょうか。」
次は、東京へ
JUSSINの次の舞台は、2026年10月の東京。そして2027年にはロサンゼルスへと続きます。
日米それぞれの社会やエコシステムが持つ違いを「優劣」や「ギャップ」として捉えるのではなく、互いに学び、問いを持ち寄り、ともに新しい可能性を生み出していく。
JUSSINは、そんな関係性を少しずつ育てていきます。
今回のイベントで生まれた問いや対話に心を動かされた方は、ぜひJUSSINのネットワークに加わってください。


